薬局内抗菌作業実施

先日、光触媒コーティングによる薬局内抗菌作業を実施しました。

光触媒コーティングとは?

光触媒コーティングは、菌やウイルスの予防に効果が期待され、近年注目されています。

光を受けて物質を化学変化させる塗料を「光触媒コーティング剤」と呼び、除菌・防汚・防臭などの効果を発揮させることを目的とします。

多くの金属に光触媒の作用が備わっていますが、中でも圧倒的高い光触媒作用を発揮させるのが「二酸化チタン(TiO2)」です。二酸化チタンの水溶液である光触媒コーティング剤を対象物の表面に塗布することで、物質の表面に付着したウイルスや雑菌は、化学反応により水と二酸化炭素へ変化させます。

光触媒が効果を発揮させるには太陽光や照明などの可視光が必要となりますが、真っ暗でなければ効果を発揮し、光が多ければ多いほど効果が高くなります。

光触媒コーティングは光が当たる場所であれば、あらゆる物に塗布が可能です。効果持続期間は3~4年といわれています。

インフルエンザウイルスやコロナウイルスへ効果があることも報告されています。

★光触媒コーティング作業の様子★

実際に光触媒コーティングをおこなってみて

光触媒加工作業は20~30分ほどで終了しました。

多くの方が触ることになる薬局出口の自動ドアボタンでは、加工前の菌やウイルスでの汚染度をセンサーで測定したところ、6000程(正常値は500以下)の数値でした。

加工後再度測定したところ、数値は約20まで下がり日照りの良い入口ドアでは驚くほど数値が改善しました。


多く人が触れる箇所は菌やウイルスの汚染がより顕著となる傾向があります。

皆さんもご自宅や職場などで多くの人が触れるような箇所はこまめに消毒をしたり、手洗いうがいをしっかり行い、感染対策を行っていきましょう!